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「情報」を大学入試で必須化、国立大学協会が方針を決定

2022/01/31

 国立大学協会は2024年度からの大学入試で「情報」を必須とする。大学入学テストはこれまで、5教科7科目としてきたが、原則として6教科8科目に改める。個別入試では高度な記述式問題や総合的な英語力評価を導入する。

 国立大学協会によると、高校では新しい学習指導要領に基づいて2022年度から「情報Ⅰ」が必修となり、春に入学する新1年生から全員がプログラミングを授業で学ぶ。2024年度入試はこの新1年生が大学入学共通テストを受けられるようになることから、大学入学共通テストを1次試験に活用する国立大学がこれまでの5教科7科目に「情報」を加える。

 大学入学共通テストでの「情報」実施は大学入試センターが既に発表しており国立大学の対応に注目が集まっていたが、国大協はオンラインで開いた総会で必須化を正式に決定した。配点など詳細は2022年度中にホームページで公表する。

 このほか、個別入試では受験生の判断力や論理的思考力、表現力などを評価するため、高度な記述式問題を出すとともに、社会や経済のグローバル化が急ピッチで進んでいる点を考慮して英語の問題を「読む」、「書く」、「聞く」、「話す」の総合的な能力を適切に評価できる内容とすることなどを打ち出している。

参考:【国立大学協会】「2024年度以降の国立大学の入学者選抜制度―国立大学協会の基本方針―」の公表及び「2024年度以降の国立大学の入学者選抜制度―国立大学協会の基本方針―」の策定に当たって(会長談話)の発表について

大学ジャーナルオンライン https://univ-journal.jp/141566/

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